ひつじのTime killing notebook

昔々ばかりってつまらなくなったので、最近の海外ニュースも雑記に...むっふ(=^m^=)♪

傘不要の国

ちょっとばかし前に、TVで日本人は傘を直ぐに差すが、外国人は・・・というのをTVで見た。
私が暮していた暑い国はよく雨が降るシーズンもある国だった。四季はなくて雨季と乾季に別れていて、日本が冬の時は雨季にあたる。

その国に居る時4年位の間一度も傘を差したことが無い。それは、傘が役に立たないくらいの大雨が降るのだ。最近の日本の大雨と同じだ。東京は今まだ大雨と言っても、そこそこだと思うけれど、その国の雨は密度濃く激しく降るので、道路の反対側が良く見えないくらい、まるで雨のカーテンが引かれた位にボンヤリとしか見えないような降り方だった。

 

したがって、雨もフルパワーで降るから疲れるのか、暫くしたら嘘のように止んでしまう。

雨が降ってきたからと言って慌てる人は誰も居ないのだ。雷が怖いだけですね。その様な大量の雨の為の大きな溝?川があり、雨の後は激流になるらしい。

雨降ったら、傘さして長靴履いてなんて、お上品な雨ではなくて、降りだしたらマンホールの蓋が飛び上がり、排水溝は2mくらいの高さの噴水になる。そんな時の為に、日頃は只の大きな溝、川が掘られていた。
その溝、川は、旧日本軍が駐留していた戦争中に、掘ったものだとタクシードライバーが教えてくれた。


今の日本の大雨と同じ陽気で、もう少し気温が低いのが赤道直下の国の気候だ。ジャングルがあるから、木陰も多くて、体が慣れてくると、汗腺が広がってくる?とかで、2年目からは楽になってきた。代わりに日本に帰国したばかりの時は日本は寒く感じた。

人の体は巧く出来ているものである。そんな訳でめったに傘を差すような程々の雨が降った記憶がない。霧雨は有ったかも?しれないが、暑い国なので雨にぬれてもすぐ乾くし、街中には避難する軒などがある。

一人観光でウロウロしている時も、大概はちょっとした商店がある所に出かけたから、直ぐに雨宿りさせてくれる。したがって、南の国は雨も多いのだけれど、傘も長靴も意味のない物だった。


それ以外の滞在した海外は、サンタモニカだったので、反対に何時も爽やか晴天ばかりで、私の好きなカラッとした陽気だったが、カラッとし過ぎて、1年中ほとんどカラッとしていて、風が強いと木立がこすれて自然発火の家事が少なくない所だった。したがって、傘は全く必要ない。程々で心地良いので、日傘もいらなかったし・・・


一見良かったんだけれど、四季の有る国の者にとっては、味気ない気候とも言えるんですね。人間も気候に合わせて、カラッとと言うか、実に大雑把。此処は何年も滞在したわけではなくて、夏休みや冬休みなど子供が学校が休みの度に行ったり来たりを続けていた。

 

後はちょっとした旅行や用事で訪れた、ロンドン、パリ、カナダも傘は必要なしで、傘さしている人も見かけなかった。英国」と言うと素敵な紳士がカッコよく傘を持っているイメージがあったけれど、暮していた南の国のデパートで傘売り場を見たら、あのカッコよいキリッと巻き上げた傘は骨が確か少ないのですね。あれは差すものではなくて、アクセサリーメィンのようだった。 それから傘が刀みたいに鞘に収まって、日頃はステッキという洒落た物がありましたね。


ちょっと感動する素敵な傘だった。おしゃれ用ですから持ち手のデザインが素敵で、最近もTVで見る、エルキュールポアロが持っているステッキの取っ手のように、白鳥だったり、ポインターの顔だったりと非常に凝っているのだ。

英国から独立して約10年頃でしたので、英国色が濃く残っていたし、本当に植民地だったんだと思う、まだまだこれからの雰囲気が、活気をもたらしているようだった。

ほぼ母子家庭だった我が家は、考えたら色々と大変だった事もあったのだけれど、あのくらいあらゆる国の人が寄り合って暮していると、助け合いも多くなって、私は随分良くしてもらって、ノイローゼなどにもならずに(なって帰国する人も居るとの事)、苦手な暑い国だったけれど、それなりに楽しまなくちゃぁと暮したのだった。