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ひつじのTime killing notebook

昔々、気がつけば更に昔の海外暮らしや旅行などで、見たり聞いたり体験を!所変われば常識も違ったりしてね。  むっふ(=^m^=)♪

本格的ローカル市場へ出発!

駐在先の暮らしも1ヶ月半くらいすると、かなり慣れて来て(順応性があるんですね)
又何時もの薄い目の辞書とスケッチブック片手に、スタイルは即日本人的ファッションではなく、ローカルな人と同じTシャツにジーパン、サンダルスタイルでバスに乗ってインド人街にあるマーケットまで出かけてきた。

2階建ての建物で1階が食料品市場と、Hawker centre(アジア式略式レストラン)2階では衣料品や雑貨の店が入っている所だった。中国系の人が多いから、まぁ話し声が凄いんですね。きっと唾を吐き散らかして、マシンガンの様に喋っている声がウワァ~ンと響き渡り、強烈な臭いもする。ものすごく活気があり早朝から開いていて(市場ですからね)買い物してから、Hawker centreで朝食に中華粥とか食べるのがローカルの人の日常のようだった。

以前行っていた街中の市場よりも値段がグンと安くて、種類も豊富。しかし、臭いも豊富で、血なまぐさいような臭いもするし、スパイスの匂い、乾物の匂いで満ち溢れていた。此処で買い物する日本人はもうこの国の永住権を貰ったような人くらいらしい。
スパイス類は樽に入れられて、たくさん並んでいて、主にインド系の人が売っていて、乾物類は中国系の人たち、2階の衣料品などの売り場でバティックなど売っているのはマレー系など、後はインドネシア系とか様々なアジア系の人のるつぼでした。


私は行った以上は持てるだけあれこれ買い物して、Hawker centreで軽く食事して帰ることにしようと肉売り場を通り抜けようとしたら、滑ってつまずいて、派手にひっくり返った。床が濡れていて普通のサンダルだと滑るのである。まだ若かった私はしりもちをついただけの軽い打撲。

散らかった荷物を近くにいる人たちが拾ってくれ、”気つけないと危ないからね!”と様々な言語で声掛けしてくれた。
私よりも周囲の人の方が驚いたようだった。 ペコペコお辞儀してお礼を言ってる途中で私がけっ躓いた物体が目に入ったら、何とひつじの頭だった。あちらの方は食べるそうで、美味しいのだと・・・

日本人も魚の頭をかぶと煮にしたり、マグロの頭を焼いて食べるからねぇ・・・
初めての時は、ちょっと私は吃驚しましたね。大体が全身で売られているんだから、まぁ当たり前の情景だったようで、一度驚いてしまったら、次からは驚かずに市場には通った。

 

この1回目の時は、Hawker centreに行く頃には、臭いの凄さにちょっとムカムカして来て、食欲減退して、表通りに出てタクシーで帰宅した。

ムカムカは夕食近くまで続いて、なかなか臭いが鼻の奥から取れずにいた。
大概は1度は行っても、2度と行かなくなるらしいけれど、私はムカムカしなくなるまで買い続けて、3度目くらいはHawker centreでめでたく中華粥を食べて帰ってくるまでになった。この国ばかりではありませんが、日常的な食事を安く食べさせる店が沢山あり、築地と同じように市場には隣接してあるし、高層のフラット(集合住宅)には1階について居たりするようだ。


値段が50円から100円くらいで一食食べられるから、キッチンをほとんど使わない家もあるのだそうだ。外食の方が安くつくとか・・・初めての朝の中華粥は日本のおかゆとは少々違っていて、何だかの出汁(鶏?)で作られているようで、中身入り(モツ)と何も入っていないものとあり、付け合わせに3皿くらいの小皿に、つくだ煮風の物が付いて小ドンブリ1杯くらいの量である。


これが又凄く美味しくて、残すかと思ったが綺麗に完食した。それで、このホッカー通いも味を占めて、出かけるとHawker centreに行き珍しい何だかわからない料理を食べるのが楽しみになった。値段は地域によってまちまちで、高い目から安いところまであった。

フルーツも切り売りで、太い串に刺されて氷の上に乗せられ、一人分安く買って、その場で食べられる。これが又美味しいのですね。そんな楽しみをしている私に、元夫は〝やたらな物食べて病気を拾ってくるなよ”と言い残して、年中出張ばかり、接待ばかりの暮らしをしていたので、私も子供が学校に行っている間は、徘徊するチャンスが沢山あったのだ。どうやら食べ物によって肝炎になる心配があったらしい?

何処の国でも同じですが、危なそうなときには素早く退散が宜しい様で、知らない場所では、周囲をよく観察ですね。何処に行っても良い人も悪い人もいるものです。
そして市場のあの強烈な臭いは、海外から来る外国人も、日本では同じような経験をしている人も多いのではと思うのでした。


漬物の匂い、味噌、納豆、らっきょう、たくあん、海産物の匂いなど強烈ですものね。でも日本人は自分達は違うと思いがちですが、よりその国らしい臭いって、最初から抵抗ない人と、一度きりでこりごりしてしまう人といる様ですが、最も嫌だった臭いも慣れると問題なくなり、却って好物に変わる場合もありますね。いやいや、海外暮らし(特にアジアは多彩で)は市場が面白いのですね。